授戒会最後の行事「完戒上堂」。戒師福山諦法大禅師猊下が須弥壇に上られ、随喜の衆と問答をかわす。この行事により５日間に渡った授戒会は完結となる。

完戒上堂

完戒上堂　問答へむかう僧たち

教授師により授戒会の円成が証明される

戒師大禅師猊下　お見送り

戒弟一同によるお見送り

近年まれに見る充実した５日間。授戒中はほとんどの僧侶が大圓寺様に泊まり込んだ。朝は坐禅から始まり、経を読み、飯を作り、そして食う。人を思いやり、沢山の人に支えられ、つかの間の休息に喜びを感じる。テレビも新聞にも目を通す機会はなく、夜は疲れて泥のように眠る。なんだか修行時代を思い出した。

参加の戒弟はもとより法要、接客、食事、受付、事務､作務等々・・・沢山の人が上手に組合い大成功を修めた授戒会。住職の疲労はどれほどのものであったか。

円成を衷心よりお慶び申し上げます。