大圓寺様でおこなわれた法戦式で首座を務めた良仁君の母校である駒沢大学岩見沢高校から仏教専修科の生徒が数名、今回の授戒会の手伝いに来ていた。
黒の作務衣を纏い、掃除・洗濯・食器洗いなどなど、裏方仕事、右に左に大活躍であった。小言も言わずサボらず、ひたすら頑張る。
その子達も素晴らしいが、更に素晴らしいのは引率の先生である。はるばる北海道より生徒達を車に乗せ大圓寺まで。それだけでも疲労困憊であろうが、生徒達の先頭に立ち自ら動く。生徒にあれこれ指図せず生徒と一緒に働く。というより生徒より働く。そんな先生の姿を見ているからこそ、この生徒達は素晴らしい人間に、そして僧侶に育つことであろう。
しかし悲しいかな、高校野球ファンには「ヒグマ打線」でお馴染みの駒大岩見沢高は生徒数の減少を理由に平成24年度より生徒募集を停止。平成25年度末での廃校ということである。学僧はこれからの宗門を担う宝である。なんともならんのは重々承知だが、なんとかならんものか・・・。
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