7月2,3日の両日、秋田県曹洞宗青年会主催第24回「弁道会」が宗務所を会場に開催された。
講師にお迎えしたのは愛知学院大学教授・名古屋市法持寺ご住職川口高風老師。「五条衣の変遷した絡子と守持衣」という題での講義には青年会会員はじめ県内曹洞宗宗侶多数の参加をえた。
老師は中国の袈裟や日本の各宗派の袈裟や絡子を実際に用い、形や着用の違いを目の前で披露してくださった。日本だけでも多種多様な五条衣の形があることを沢山の実物を見せ、丁寧に説いてくださった。
また、現在の宗門では使用されなくなった「守持衣」というものの説明や、宗門の袈裟・絡子のおける様々な歴史、そして道元禅師の頃の袈裟の話まで、沢山の時間を使い講義して下さった。
私も普段から身につけている五条衣・七条衣であるが、まだまだそれについて学ばなければと痛感した講義であった。
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