5月30日、仙北市桧内東林寺様の先代の本葬儀、並びに新住職である杉村香樹師の晋山結制法要に出席。香樹師は私の先輩である。当日は快晴。水の張られた田んぼと植えたばかりの苗が瑞々しい。安下処からの行列が山門に到着し、いよいよ儀式が始まる。本堂に入り本尊様や諸堂の仏様、そして東林寺の歴代住職の位牌の前で到着・入寺の挨拶代わりの法語を述べた。
引き続き香樹師の本師であり実父である先代杉村羊象大和尚の本葬儀が厳修された。導師をお勤めされたのは東林寺様の御本寺・仙北市天寧寺大方丈様はじめ地元の宗門御老師の方々。皆さん先代と親しかった方々である。
晋山開堂ではいつもニコニコしている香樹師が神妙な顔つきで須弥檀上へ登り仏様や檀家様へ決意を述べ、師匠である先代に感謝を述べた。我々が新住職の力量を試す問答にも堂々とお答えになった。ここに住職としての力量が備わっていることを正式に証明されたのである。
また結制安居の集大成である法戦式におかれても、大仙市四ツ屋福昌寺徒弟の加藤秀範さんが首座という大役を見事に達成。白熱した問答が式に花を添えた。
鮮やかな緋衣をまとい、大和尚として東林寺の住職を任された香樹さん。お疲れ様でした。そして心からおめでとうございます。
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