先日、山形県鶴岡市での勉強会に参加した。もちろん僧侶が対象の勉強会である。「滴禅会」という会なのだが、私は数年前より参学させていただいている。
全国各地より参集した50名程の僧侶達が曹洞宗の高僧である故・杉本俊龍老師が示した住職学を、山形県高岩寺住職渡会仙定老師・愛知県花井寺住職井上義臣老師の二師によって講伝賜った。
会場は「湯野浜温泉 亀や」。とても綺麗で瀟洒な旅館だ。
食事も風呂も、そしてなにより素晴しい講義を拝聴でき、満足に終わった 一泊二日の全日程。同志や仲居さんに挨拶をし、外に出たや否や、旅館の正面に何かいる!!
ライオン・・・・????
垣根越しにライオンが旅館を見てる。大雑把な造りのライオンが(笑)
鶴岡で龍神伝説は聞いたことがあるが、ライオンも何か言われがあるのだろうか?玄関で仲居さんに尋ねることに。
仲居さんの話によると、「このライオンは亀やの守り神。元々は旅館の屋根に対で安置されてたそうで、それを地上へ下ろしたそうなんですが・・・・ なんとその時に一体壊れてしまったそうですよ」とのこと。仲居さん、苦笑い。
結果二匹は永遠に離ればなれになってしまいました。
それからというもの、毎夜丑三つ時になると海風にまぎれて、連れを失ったライオンの悲痛の叫びが聞こえるそうな・・・・
ゴメンなさい、ウソです。(仲居さんの話までは本当ですよ)
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