12月15日、今年度最後の仏教入門講座が曹洞宗秋田県宗務所・禅センターにて開催された。悪天候の中おいで下さった30人ほどの曹洞宗檀信徒が3時間にわたり熱心に聴講していた。
今回の入門講座は大仙市大川寺方丈の禅語解説「看々臘月尽(看よ看よ臘月尽く)」より始まった。大川寺方丈は臨済僧虚堂智愚大和尚著の虚堂録より引用し
「臘月とは12月のこと。時間はみるみるうちに過ぎ去ってしまい、今年ものこり僅かであるという意味。また、臘月を生涯の最後と解釈すれば、うかうかしてると人生はすぐに尽きるということになる。」と解説してくれた。
続いて鹿角市恩徳寺副住職による法話1「期待はずれの言葉」。
法話2では北秋田市森昌寺方丈が「現代葬祭」と題してお葬式の意義や注意点などを述べてくれた。
仏教マメ知識講座の講師は秋田市満蔵寺副住職。お釈迦様の特徴(三十二相)の説明と自作の「お釈迦様絵かき歌」を披露してくれた。絵かき歌は実に秀逸。そのうちブログでも紹介したい。
そして今年度最後の仏教入門講座大トリを飾るのは「納経供養」。受講者が一年間で書きためた般若心経を禅センターの本尊様へお供えし、今年一年無事講座を終えたことを報告する。
最後に受講者全員に曹洞宗秋田県宗務所副所長より修了証が手渡され、今年度の全日程は終了した。
もう何年も受講されている方、今年度が初めての方、様々な方に支えられ今年度も盛況でした。本当にありがとうございました。来年度の講座もよろしくお願いします。
尚、興味おありの方、お問い合わせは下記まで。
曹洞宗秋田県宗務所・禅センター
秋田市泉三嶽根15-18 TEL018-868-6871
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