人権学習

2010年7月22日 2:46 PM Filed under: つれづれ 

7月13~14日青森県むつ市プラザホテルむつにて東北管区宗議・教化センター・宗務所役職員人権啓発研修会が行われた。

プラザホテルむつ

プラザホテルむつ

曹洞宗東北管区長と東北管区教化センター統監の挨拶に続き曹洞宗人権擁護推進本部より活動現況報告が。本年の宗門の人権学習テーマは「無縁遺骨 過去・現在・未来 ~朝鮮出身者の遺骨はなぜ残されたのか~」と銘打ってある。

講義は地元出身の斎藤作治氏・鳴海健太郎氏両名が担当。演題は「浮島丸事件と下北半島」・「下北半島の朝鮮人強制労働者について」。資料と映像を駆使し、戦争の爪痕の深さを我々に伝えてくれた。

2日目は現地研修。実際の強制労働の現場を視察。木野部(きのっぷ)トンネル跡記念碑前で参加者による慰霊法要を厳修。

慰霊法要

慰霊法要

 法要前、地域の方々が記念碑の前を綺麗に掃除して下さっていた。聞けばこの記念碑は地域の方々が守っているそうだ。

ホテルに戻り今回研修の感想並びに管区人権学習の今後のあり方について意見発表が行われ、最後に曹洞宗人権啓発相談員である鳥谷部俊悦老師より総括をいただき研修会は幕を閉じた。

主幹宗務所であった曹洞宗青森県宗務所様、実りのある研修会を企画していただき、本当にありがとうございました。


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