仏様へのお供え物に「生菜(しょうさい)」というものがある。字のとおり生野菜のことである。十六善神という仏様達などは火の通った物は召し上がらないので生菜をお供えする。もちろん様々な仏様にもこの生菜をおそなえする。
今日は土崎港の嶺梅院様の涅槃会へ随喜。
毎年思うが、ここの生菜はダイナミックである。様々な野菜や果物が溢れんばかりに組まれている。天を指すかの如くそびえ立つ長芋には逞しさをも感じる。
涅槃の園のお釈迦様も五十二衆もお腹一杯満たされるだろう。
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