巨匠水木しげる先生が柳田國男氏の遠野物語を漫画化。原作は読んだ事がないが、漫画好きの私はいい機会と思い購入した。
水木先生の個性的でどこか懐かしいタッチが私は大好きである。ゲゲゲの鬼太郎や悪魔くんは子供の頃アニメで放映され、毎週楽しみにしていたし、水木先生の妖怪大図鑑や悪魔大百科は穴の開くほど読んだ。
この本のキャラクターは遠野物語刊行百周年記念事業のオフィシャルキャラクターになるらしい。水木先生の描く妖怪を使うとは、遠野市もなかなかである。
遠野には2年前に初めて訪れた。カッパ狛犬やカッパ渕を見学したが、この本にも紹介されている。
遠野物語で河童と同じくらい有名な妖怪は座敷わらしであり、座敷わらしと言えば岩手県金田一温泉の緑風荘に出現するという。残念ながら緑風荘は昨年火事に遭い現在休業状態という。ちなみに金田一温泉は遠野ではなく二戸にある。
NHKの朝の連続テレビ小説では「ゲゲゲの女房(水木先生の奥様原作)」が始まり精力的に御活躍の先生はなんと御年88歳。益々の御活躍をお祈りしたい。
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