和尚歴遊(津山 長法寺)

2011年1月23日 10:33 PM Filed under: 和尚歴遊 

去年、岡山県津山市少林寺様の晋山式に随喜したときの歴遊。

津山の南にそびえる神南備山のふもと、天台宗長法寺は盛時には末寺二十ヶ寺を擁していたと伝えられる天平時代開山の古刹。通称「あじさい寺」と呼ばれるだけあり、初夏には30種、約3500株が開花する。晩秋の拝観であったことが残念である。

長法寺 仁王門

長法寺 仁王門

仁王門の先には緩い傾斜の参道が。参道の両脇にはびっしりと紫陽花が植えられている。突き当たりには温容な地蔵菩薩石像、石垣に据えられた白壁は城壁を彷彿させる。この石垣は約300年前のものだそうだ。

長法寺 参道

長法寺 参道

本堂正面には大きな鰐口が掛かかっている。内部拝観ができないため、外からお参りする。この古刹の本尊を間近で観てみたかったが残念である。小高いところにある本堂だが、さらに上方に立派な多宝塔が見える。遠目で見るかぎり、近年の建築であろう。

長法寺 境内

長法寺 境内

津山市公式HPによると、毎年6月中旬には「あじさい祭り」が開催されるそうな。この次ぎ訪れるときは、この境内に所狭しと繚乱する紫陽花を見たいものである。


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